・本書は、個人で不動産投資コンサルティングを手がける一方、投資家、著述家、講演家として活躍する著者が、
◇解決のための行動をとる
◇悩みの捉え方を変え、悩みでないようにする、あるいは軽減する
◇そもそも悩まない思考回路をつくる
という3つの視点から、「性格」「劣等感」「キャリア」「人間関係」「お金」「挫折」という項目で著者自身の考えを紹介した1冊。
・著者は現在、日常生活で直面するほとんどの出来事・状況で、「そもそも悩まない」「悩みに感じない」自分になっているが、これまでに、
◇いままで付き合った女性のうち、5人から振られて自暴自棄になったことがある
◇職場の人間関係(後輩や上司)が悪化したことがある
◇再婚してできた子どもは発達障害だった
など、多くの人が「そりゃ大変だ」という経験をしてきた。
・そして、悩みがなく、社会の閉塞感や生きづらさを感じなくなったのは、40歳くらいである。
・いまの著者に悩みがない理由は、知識や経験、経済力がついてきたこともあるが、
◇悩むような状況に直面しても、それを課題として認識し解決できるようになった
◇物事の受け止め方を自在に制御できるようになった
ということが大きな理由である。
・しかし、「いったん悩む」というプロセスを経ないと、腹落ちしないことがあるのも確か。
・「いろいろ考えてみたけど、やっぱりこれでいいんだ」という納得感はらある程度悩んだからこそ訪れる境地であり、悩まなければ得られないもの。
・適切に悩んで結論にいたるプロセスは、迷いを払しょくして突き進む前の準備運動のようなものなのかもしれない。
※著者が考える悩みの考え方、対処法の詳細は、本書をお読みください。
著者が提唱する34の「◯◯」をやめる(一部)
01「悩む」のをやめる
やめられない人 生きづらさや息苦しさを感じる。
やめられた人 幸福感・充足感を得られる
・会社をクビになったとき、「人生終わった……」と落ち込む人もいれば、すぐに立ち直って「ほかの会社を受けに行こう」と切り替えられる人もいるように、同じ出来事で悩む人もいれば、悩まない人もいる。
・このように、出来事自体が悩みのタネになるわけではなく、本人がわざわざ悩みに「設定」しているだけ。つまり、受け止め方の問題なのだ。
・「悩み」とは、自作自演のコメディに過ぎないことがほとんど。社会や空気に色がついているわけではないのに、自分が勝手に色をつけて苦しんでいるだけなのだ。
・だから、そういう悩みは不安とも無縁になるためには、「自分本位な勝手な意味づけ」をやめることである。
※そのために、「ある力」を身につけることが大事と言われているが、その詳細は本書をお読みください。
・本書は、「悩み」「性格」「劣等感」「キャリア」「人間関係」「お金」「挫折」という章で構成されており、
05 「先行き不安」で悩むのをやめる
08「自信が持てない」と悩むのをやめる
15「嫉妬」で悩むのをやめる
22「いい人」をやめる
31「夢・目標」にこだわるのをやめる
など合計34のテーマで「やめられない人」「やめた人」の違いを比較し、そこからどのようにしてその悩みを解決していくかのヒントになる内容が収録されている。
正しく悩み、これからの未来を好転させたい方はぜひご一読を。
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