大西恵子「手書き・3分割で情報を整理する3スプリットメモ術」

大西恵子「手書き・3分割で情報を整理する3スプリットメモ術」

2022/11/1

・本書は、講師歴30年、調査・指導を担当した企業・自治体・店舗は約3,000ヶ所にのぼる問題解決のプロフェッショナルで機能改善士®︎(組織や人の中に健全な流れを創り出すことを目指している職業)の著者が、自身が開発したメモ術「3スプリットメモ術」の概要ならびに具体的な事例(活用法)について紹介した1冊。

3スプリットメモの使い方について
・メモをとる前に、まず、用紙にT字を描いて3つに分割する。そして、T字で分割するのかというと、3つの内容は相互に関係し合っているからである。書き出した内容を見返したり、比較することで、モレやヌケを減らすことができるし、気づきや考えが深まっていく。
・分け方の基本は上が「客観」、左下が「主観」、右下が「あとで」になる。
・上部は事実や客観的なことをメモし、左下は事実や出来事、要点に対しての気持ち、意見、考えをメモしていく。そして、右下の「あとで」の欄には、主観と客観を整理してから決める対策、助言内容、提案のポイントなどを記入していく。
※やり方などの詳細については、本書をご覧ください。

メモの基本ルール
・メモを取る際の基本ルールとして、
①どこに書くかを決めておく
②ページの上部に日付を書く
③「メモの目的」を明確にする
④箇条書きにする
⑤略語を決めておく
⑥番号を振る
⑦メモした直後に1分チェック
⑧ペンは基本の1色+赤
が取り上げられている。
・⑧(ペンは基本の1色+赤)では、メモは、できるだけ素早く書いて、書いた内容をサッと見て活用することが大事であるので、基本は黒、あるいは青の1色を使うのがお勧めと語っている。これは、書いたあとで、重要な点や急ぐものは赤で囲んだり、下線を引くなどすると、書く作業がシンプルになるし、あとから見直す際もわかりやすくなるからだ。
※①〜⑦の詳細については本書をご覧ください。

・本書では、「仕事は手書きのメモでうまくいく」「3スプリットメモの基本ルール」「自分の課題・問題を3スプリットメモで整理する」【初級編・上級編】という章で構成されており、「仕事がスムーズに進まない原因とは」「3スプリットメモの書き方」「仕事を円滑に進めるための3つの「ない」(やり直しがない・時間がかからない・混乱しない)と改善(タイムマネジメント・育成・キャリア)」「「部下・後輩の育成」や自分のキャリアアップなどについて3スプリットメモでどのように整理していくか」などといった必要な情報を能動的・主体的に取りに行く"攻めのメモ"である「3スプリットメモ」の活用法ならびにその事例について紹介した内容となっている。

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