pato 「文章で伝えるときいちばん大切なものは、感情である。 読みたくなる文章の書き方29の掟」

pato 「文章で伝えるときいちばん大切なものは、感情である。 読みたくなる文章の書き方29の掟」

2024/3/28

・本書は、累計5000万PVを超えるテキストサイトの管理人で、たびたびネット界を沸かせ、数多くのメディアに寄稿し、「いまもっとも売れているWEBライター」と評される著者が、世界でただひとりの文章を書くための、29の掟について紹介した1冊。
・なにかを書いて伝えようとすると、
◇書けない
◇届かない
◇伝わらない
という絶望が段階的に襲ってくる。
・文章を書く上で、文才たとか才能だとか、そういった能力は必要ない。むしろ邪魔であると著者は語る。
・22年ほど文章を発表してきた著者がわかったことは「自分には才能がない」ということである。
・言い換えると、「才能」がなくともなんとかなる。それが文章であるし、だからこそ文章はおもしろい。
・もちろん、持って生まれたセンスみたいなものは絶対にあるが、本書で扱う文章術に才能は必要ない。
※「文章において才能が必要ない理由」「最初は閲覧者1名からはじまり、現在は閲覧数100万人を超えるバズを数多く生み出した秘訣」についても述べられているが、詳細は本書をお読みください。
・文章を書くときに文章力を気にする人はかなり多いが、そこまで心配する必要はない。なぜなら、読み手は「文章が上手い」という状態はほとんど皆無と言っていいほど正確に理解していないからだ。
・著者は、「上手い文章とは、そこに適切に当てはまる文章である」と語る。つまり、文章力がある状態とは、「多くのパターンの文章を書くことができ、そこにあてはまるべき文章を適切に選択できる状態」といえる。それができるようになれば、晴れて文章が上手い人の仲間入りだ。
・著者は文章力をしばし「筋肉」に例えることがある。筋肉は自然につくるものではなく、筋トレなどの負荷をかけることでついていく。
・文章力もそれと同じで負荷をかけながら書くことでついていくのだ。
・文章力をつけるために毎日ブログを書く人がいるが、おそらくそれでは文章力はつかない。なぜなら、そういう人の大半は、「続けること」が目標になっていき、書くことが目的化されていくからだ。
※では、文章における適切な負荷とはなにか?その詳細は、本書をお読みください。
・本書は、「書けないという絶望 文章に才能はいらない」「届かないという絶望 読まれるために、どう書くか」「伝わらないという絶望  正しいだけが、書き方じゃない」という章で構成されており、
◇文章力とは「〇〇〇〇の数」×「〇〇〇〇〇力」
◇「〇〇〇」「〇〇〇」は禁止
◇「〇〇」は小さなストレスの蓄積で引き起こされる
◇〇〇〇を制する者が文章を制する
◇「心に残る文章」の条件とはなにか
◇楽しませたいなら「〇〇〇」を武器にする
など、心に残り、読みたくなる文章の書き方を29の項目にまとめた内容となっている。
「文章を書く」ということに苦労をされている方に本書が届けば幸いです。
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