御川安仁「免疫力の新常識」

御川安仁「免疫力の新常識」

2024/7/24

・本書は、独自の理論(ハイブリッド栄養医学®︎)を構築し、副腎疲労やうつ症状、アレルギー、がんなどを治療する医師・医学博士の著者が、感染症に関する免疫を中心に、74のメソッドに分けて解説した1冊。
・免疫とは、「自分の細胞」と「それ以外のもの(異物)」を区別し、排除、そして正常細胞を守る能力、システムである。
・免疫は、私たちが生きるうえで頼りになるシステムだが、実はバランスを崩しやすく、いつでも同じように働くとは限らない。
・免疫はその人自身のコンディションによって強くなったり弱くなったり、暴走したりする。
・はっきり言えるのは、現代人は免疫力が低下しているということ。そんな現代人にとって、「免疫を高めるのが良い」と言われるが、まずは「普通の免疫状態」でいること、これが大切なのだ。
・「普通の免疫」を維持することで、必ずしも医療のお世話にならずとも、健康に、自分らしく生きていくことができる。
免疫力の新常識74のメソッド
Alcohol[アルコール]
・昔は「酒は百薬の長」と言われていたが、アルコールの飲みすぎは免疫力の低下につながる。現在ではできるだけアルコールを摂らないほうが望ましいことがわかってきた。
・権威ある医学雑誌には、「195カ国での調査において、少量の飲酒でも病気になるリスクが上がる」という報告がされたのだ。
・日本においても、少量のお酒を飲み続けると、その量と期間に応じてがんのリスクが上がることも判明した。
※アルコールに対する付き合い方について記載されているが、詳細は本書をお読みください。
Food[食べ物]
・体に良い食品と栄養素を取り込むことは、免疫を強化するためのひとつの鍵。同時に、免疫力を下げる種類の食品を排除することも大切である。何を食べるか、何を食べないかの選択が非常に重要になる。
・望ましいのは、加工や精製を行わないホールフードや自然食品である。プロセスフード(加工食品)の過剰摂取は、大腸がんの発症リスクがあることが研究でわかっている。
・また、保存料や添加物、残留農薬、人工甘味料も摂り過ぎれば腸内環境や免疫などを含め、さまざまな面で悪影響を及ぼす。
※具体的にどういった症状を及ぼすのか、「何を食べるか、何を食べないか」以外の対策ポイントについても述べられているが、詳細は本書をお読みください。
・本書は、「『免疫』とは何だろう?」「免疫  A to Z®︎」という2部構成となっており、
◇人はなぜ病気になるのか?
◇「免疫を上げる」とはどういうこと?
◇〇〇することが免疫力の維持を促す
◇ビタミン〇は免疫の3兄弟「防御」「攻撃」「制御」すべての機能を強化
◇〇〇は天然のデトックス機能
◇〇〇は健康効果のエビデンスが確認されている
など、病気を予防するにはどうしたらよいのか、通常の標準医療(保険診療)で改善しない症状をどのように改善させるのかについて、著者の長年の研究と実践方法。まとめた内容となっている。
健康で元気を維持されたい方は、ご一読ください。
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