左巻健男(編著) 「宇宙のふしぎ366」

左巻健男(編著) 「宇宙のふしぎ366」

2022/8/15

「宇宙のふしぎ366」
・本書は、「星・宇宙・惑星・地球・太陽・月・銀河・宇宙開発」というカテゴリーから22のテーマ(+α)に分けて、さらにそこから366の項目で宇宙のふしぎや謎をについて紹介した1冊。
1日め
Q:道具を使わず星空を楽しむには?
A:特別な道具はなくても、星空を楽しむことができるよ。夜に行うので注意は必要だ。
・道具を使わず星空を楽しむには、暗闇に目を慣らすことが大切。私たちの目は、明るいところでは、暗い星の光を見ることはできない。街頭の近くは、まわりが明るいために少ししか星が見えない。
・できるだけ暗いところで星空を見ると、目が慣れるにしたがって、たくさんの星が見えてくる。
・暗いところでの活動は、思わぬ危険が隠れているので、大人の人と一緒に楽しむこと。明るいうちの下見や服装、持ち物など準備も大切にすること。
・夏は虫に刺されないように長袖で、冬はちょっとした観察でも防寒が大切なので、そういった服装を心がけること。
23日め
Q:惑星ってどうやって生まれるの?
A:惑星は、原子太陽ができてから、そのまわりを回っているガスや塵が合体してできたよ。
・いまから約50億年前、宇宙にただよう水素やガスなど、直径数μm(マイクロメートル)の岩石のつぶや氷などの塵が集まり始めた。そして原子太陽ができた。原子太陽ができると、そのまわりにあるガスや塵も集まり始め、原子太陽系円ばんができた。
・原子太陽ができると、そのまわりで回っているガスや塵も少しずつ集まり始めて惑星のもとができる。これを微惑星(びわくせい)と呼ぶ。微惑星は、さらに衝突を繰り返して大きな惑星に成長していく。
29日め
Q:太陽はいつ、どうやってできたの?
A:約50億年前に水素ガスが渦を巻きながら集まり、核融合反応が起きてできたんだ。
・約50億年前までは、太陽も地球などの惑星はなかった。そのころは、水素ガスや宇宙塵(うちゅうじん)があるだけであった。その水素などはとても弱い力だけど引力により集まり、銀河系の磁界の影響などで大きな渦を集めた。
・渦が巻き始めると、空間の水素ガスなどの物質の引力などでさらに中心に集まりができる。集まるだけでは輝かないけど、さらに集まると球状になり中心部の水素が圧縮し圧力が高くなると、温度が上がる。そして、中心部では4個の水素原子が結びついて1個のヘリウム原子に変わる核融合が起こり始める。
・核融合は、ものすごい光や熱のエネルギーを出す。この核融合反応が起こったことで、太陽が誕生した。いまから50億年前のことである。
・ちなみに宇宙には、恒星の爆発で吹き飛んだ水素ガスや宇宙人が散らばっている。
・本書では「星空の楽しみ方」「望遠鏡での観察」「天動説と地動説」「惑星のしくみ」「太陽の特徴」「月のしくみ」「惑星探査」「星雲・星団」「星座」「宇宙観測」「地球の自転」「惑星のなぞ」「太陽の内部」など合計22のテーマで構成されており、「地球が丸いってわかったのはなぜ?(15日め)」「月はどうやって誕生したの?(36日め)」「星座はいくつあるの?(58日め)」「流れ星はなにでできているの?(113日め)」「地球はいつできたの?(127日め)」「月がなくなったら地球はどうなる?(148日め)」「プラネタリウムの名前の由来は?(225日め)」「初めて宇宙旅行をしたのはだれ?いつ?(288日め)」「火星には火星人がいるの?(330日目)」「ロケットはいつ開発されたの?(358日目)」など366の項目に分けて紹介された内容となっている。
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