・本書は、20世紀英国小説の最高傑作といわれる『二人の女の物語』、自己修養、知的鍛錬の方法をまとめた啓発書(自分を最高に生きる)を書いたイギリスを代表する作家の著者が、『幸福に生きる「時間術」とは何か』について解説した1冊。
・人生のすべては、時間の利用の仕方次第で決まる。あなたは毎日24時間で生活するしかない。24時間の中で、健康も楽しみも、金も満足も尊敬も得ていかなければならない。また、その中で不滅の魂を向上させていかなければならない。
・時間を正しく用いること、最も効果的に利用すること、これこそ最も差し迫った切実な問題である。
・充実した快適な1日を過ごせるように、心得ておくべき最も重要なことは、そうすることがいかに至難のわざであるか、そのためにいかに多くの犠牲を払い、倦まずたすまず努力しつづけなければならないかを、冷静に悟ることである。
・何か物事をやる際、どう始めればよいかというと、「ただ始めさえすればいい」のだ。何もことさら魔法のような始め方があるわけではない。
・プールの冷たい水の中に飛び込もうとしている人に、「どうやって飛び込んだらいいのか」と尋ねられたら、「ただ飛び込めばいい」と答えるしかない。
・人は、「その気になればいつからだって新規巻き返しができる」のだ。逆にいうと、来週まで待ったりする(明日まで待つ)のは、何の意味もないということだ。
・はじめから、「大きな変化」を求めてはいけない。最初からあまり多くのことを企てないようにすること。少しで満足することが大切。失敗者の多くは、あまり多くのことを企てすぎて失敗している。
・華々しい失敗からは何も生まれないが、「つまらない成功」をすれば、つまらなくない成功をもたらすかもしれない。
※そこでまず、著者はあることを検討することを本書で提案しているが、詳細は本書をお読みください。
・本書は、「この考え方が1日1日に奇跡をもたらす」「もっと知的好奇心に満ちた生活をつくろう!」「1日24時間の枠を最大限に生かすには?」「自分の精神・肉体を養うための『内なる1日』」「週3回の夜90分が、あなたの心を豊かにする」など合計10章で構成されており、
◇朝の1時間は夜の2時間以上の価値がある
◇「もっと時間があれば--」は言い訳にすぎない
◇「1週間」を◯◯として計画する
◇毎朝の◯◯が自分の中に奇跡を起こす
など、自分の生き方、24時間の使い方を考えさせられる「時間の使い方」について解説された内容となっている。
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