佐々木圭一「伝え方が9割」

佐々木圭一「伝え方が9割」

2024/3/16

・本書は、もともと伝えることが得意でなかったにもかかわらず、コピーライターとなり、ストレスから1年で体重が15%増になったが、伝え方の「あること」を発見し、そこから人生ががらりと変わった著者が、自身の体験と、そこから発見した伝え方の技術を赤裸々に綴った1冊。

・「伝え方」は鍛えることができる。世の中大勢の伝え方は、「温泉でお気軽ピンポンをやっているレベル」である。
・その状態をチャンスととらえ、あなたがコツを身につけることで、温泉のピンポンとは明らかに一線を画すことができる。
・まずは基本を身につけ、その後は自分の工夫で、あなたらしい料理に変えていくことを著者は勧めている。
・使えば使うほど磨いていくことができ、鋭くなっていくのが伝え方なのだ。その腕は、料理をやめない限り、人とのコミュニケーションをすることをやめない限り、あなたの一生の武器となる。
※同じ大学卒業で、同じ勉強をしてきた人なのに、就職試験で受かる人と落ちる人がいる理由、資格を取得し、数々の資格を持っているのに就職が決まらない人がいる理由についても触れられているが、詳細は本書をお読みください。

・「コトバ」というのは、頭に浮かんで口に出したり、文章にしたりする。だから一般には、コトバは思いつくものだと思われているが、著者はコトバを「つくる」ことをしている。
・コトバには困難を逆転させるチカラがある。「ノー」となるはずだったお願いを「イエス」に変えるためのステップとして、
①自分の頭の中をそのままコトバにしない
②相手の頭の中を想像する
③相手のメリットと一致するお願いをつくる
がある。
・ストレートに自分の思いを伝えることで、うまくいくことも世の中にはあるが、うまくいかないことも同様にある。
・なんでもかんでもストレートに言うのは、バクチと一緒。ますは頭で思ったことをそのまま口にするのをやめることが①のステップである。
・そして、「お願いに相手がどう考えるか/ふだん相手は何を考えているか」という相手の頭の中を想像すること。
・いったんあなたのお願いから離れて、
◇何が好きか?
◇何がキライか?
◇どんな性格か?
など、相手の基本的な情報を思い出してみること。そこから、相手の頭の中をもとに、コトバをつくっていくのだ。
※①〜③の詳細、③で大切なことは何かについて書かれているが、続きは本書をお読みください。

・本書は、「伝え方にも技術があった!」「『ノー』を『イエス』に変える技術」「『強いコトバ』をつくる技術」という章で構成されており、
◇0%だったものが、アリになれば人生が変わる
◇「イエス」に変える「7つの切り口」とは
◇「強いコトバ」をつくふ5つの技術
◇10分で「強い長文」をつくる技術
◇人を動かすのは、ルールではない。〇〇だ
という章で構成されており、あなたのコトバ/伝え方を磨くための方法が収録された内容となっている。

実は、著者は自分を表現することが苦手で、文章を書くことも苦手であった。しかし、
◇伝え方にはシンプルな技術がある
◇感動的なコトバは、つくることができる
ということを試行錯誤の末に発見したことで、◎日本人コピーライターで初めて米国広告費で金賞受賞
◎アジアの広告賞でグランプリ獲得
◎CHEMISTRY、郷ひろみさんの楽曲の作詞を担当する
など、著者の人生が変わっていったとのこと。
著者のような人生を切り開きたい方は、伝え方の技術を知るためにぜひ本書を手に取ってみてください。

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