【PR】浅賀桃子「IT技術者が病まない会社をつくる」

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2024/3/14

・本書は、IT業界での約15年の経験を活かし、主にIT関連企業に対しカウンセリング、人事労務サポートを行なうカウンセラーの著書が、IT技術者がメンタル不調を起こさず、業績アップを実現するための会社づくりについて紹介した1冊。

・IT業界のメンタル不調の一因として、「長時間労働の問題」が挙げられている。
・ある調査によると、正規雇用従業員(フルタイム)の月間時間外労働時間が20時間超と回答した割合は、情報通信業では53.7%となっており、業種全体の平均値である25.4%を大きく上回っている。
・また、1ヶ月間での最長時間労働時間に関しての調査では、80時間を超えていると回答した企業の割合として一番多かったのが情報通信業であり、その値は44.4%である。
・このことから、現在に至るまで、長時間労働が最も酷い業種のひとつであり続けていることは間違いないといえる。

・IT技術者に多くみられるメンタル不調の代表的なものは、うつ病やアルコール依存症、適応障害である。
・ただし、IT技術者がいきなりそのような「病気」になるわけではなく、
◇こころ(気分にムラがあるなど)
◇からだ(食欲がない・動悸がするなど)
◇行動(遅刻、早退が多いなど)
に現れると言われている。そうしたサインを見逃さないことが大切なのだ。
※このサインに気づくために、何を把握しておくことが必要であるのか、実際にあった事例について紹介しているが、詳細は本書をお読みください。

・メンタル不調者が出づらい組織の特徴として、最も大事なものは、『従業員の「安心・安全」が確保されている』ことである。
・従業員の安心・安全とは、言葉を変えれば「心理的安全性」のことを指す。この心理的安全性とは、「チームメンバーひとりひとりが恐怖や不安を感じることなく、安心して自分自身の考えを発言したり、行動できたりする状態のことを指す心理学用語」である。
・心理的安全性が確保されていない組織では、
①わからないことを事前に質問できない部下、上司がいくら注意しても改善されない
②テスターがECサイトのバグを指摘したにもかかわらず、開発プロジェクトが改善されなかった
というようなケースが起こってしまう可能性がある。
※①と②は著者のサポート事例であるが、詳細は本書をお読みください。

・どこの組織でも着手できる心理的安全性を高めるための方法として、著者が勧めているのは、「1on1」(マンツーマンの面談)である。
・「1on1」は、上司と部下で行なう定期的な1対1での面談であり、これを行なうことで、
◇部下との信頼関係が構築され、ちょっとした悩みでも相談しやすい関係性が生まれる
◇OJTだけではなかなか難しい「業務の振り返り」の機会となることで成長促進が期待できる
といったことが望めるようになる。
・ただし、上司世代の方々はこれまで1on1面談を受けた経験が少ないため、これから1on1面談を取り入れる場合、「上司自身の面談(コミュニケーション)スキルを上げることも求められる。
※この時に求められるスキルとはなにか、管理監督者、経営者が目指すべき組織とはどういったものかについての詳細は本書をお読みください。

・本書は、「なぜIT業界はメンタル不調者が多いのか」「メンタル不調者が出づらい会社をつくる」という問題把握パートと問題解決パートの二部構成となっており、
◇メンタル不調の実際と社会的背景
◇メンタル不調の主な原因
◇IT業界特有の要因
◇病みやすいIT技術者の特徴
◇著者の会社の事例
など、メンタル不調の概要と、そのための対策を、著者の会社の実践例などを通じて、わかりやすく解説した内容となっている。

本書は120ページに満たないので、あっという間に読めてしまいます。自分の組織の社員のメンタル不調を出さないための参考に、本書をご活用いただけたら幸いです。

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