寺田武史「元気なカラダを手に入れる3つのミト育」

寺田武史「元気なカラダを手に入れる3つのミト育」

2024/7/14

・本書は、専門の消化器疾患をはじめ、高血圧や糖尿病を中心とした保険診療をメインに診療を行う一方で、日本人オリンピアンの金メダルの数を増やすことと、アスリートの選手生命を1年でも延ばすことを目的として、心身の健康管理や栄養管理を含め、分子栄養学をもとにした指導を続ける著者が、心と体を元気に保ち、パフォーマンスを維持するための「ミトコンドリア」を元気に育てる「ミト育」について紹介した1冊。
・私たちの体は、37兆個の細胞でできているといわれている。その細胞一つひとつに存在しているのがミトコンドリアという「エネルギー工場」である。
・私たちが生きていく中で欠かすことのできないエネルギーは「ATP」(アデノシン三リン酸)。そのATPを絶えずつくり出している工場が、ミトコンドリアである。
・ATPがつくられなくなると、私たちが体を動かしたり、ものを考えたりする様々な器官にエネルギーが行き渡らなくなり、機能がストップしてしまう。わかりやすく言い換えれば、体の「充電切れ」である。
・充電切れになると、
◇疲れやすい
◇動悸、息切れ
◇注意力低下、イライラ
などの弊害が生じる。
・ミトコンドリアの機能低下が副腎疲労を引き起こし、さらに副腎疲労がミトコンドリアの機能低下を引き起こす。この2つの現象が影響を及ぼし合いながら、マイナスのスパイラルによって不調がどんどん悪化し、やがて病気になっていくのだ。
※ミトコンドリアの機能低下(充電切れ)の原因の詳細については、本書をお読みください。
・ミト育で大事なことは、
◇腸内環境を整える
◇肝臓デトックス機能を整える
◇抗酸化機能を整える
の3つ。
・この3つのポイントの前に、ミトコンドリアの機能を高めるうえで基本中の基本となるのが「食事」。
・エネルギーをつくるのに必要な栄養素を摂取しなければ、腸内環境や肝臓デトックス機能、抗酸化機能も整えることができない。
・私たちの体を構成する約37兆個の細胞は、まぎれもなく私たちの口から入る「食物」でできている。
・私たち一人ひとりの体はひとつとして同じではなく、「個体差」がある。どの栄養素が足りていて、どれが不足しているのかは、個人の性別・年齢などの属性、体質、抱えている症状、運動習慣などのライフスタイルによって異なる。
・その個体差を見極めたうえで必要な栄養素を補うべき、というのが、医師の立場から多くの患者さんの身体特徴を検査・分析してきた著者の基本的な考え方である。
※ミトコンドリアの機能を高める食事のポイントについて解説しているが、詳細は本書をお読みください。
・本書は、「不調知らず!アイアンマンドクターの元気の秘訣は『ミト育』にあった!」という序章から始まり、「心と体のパフォーマンスを保つ『ミト育』とは?」「『ミト育』の土台をつくる!『食事』の基本」「『ミト育』の3つの"整える"」という章で構成されており、
◇運動の後の「〇〇〇〇」は間違い!
◇主食は「〇〇」が最適
◇「避けたほうがよい」食物とは?
◇腸内環境の悪化が「〇」にも影響を及ぼす
◇日本が誇るスーパーフードとは?
など、呼吸、代謝、解毒、運動など、生命活動のすべてがパワフルになる「ミトコンドリア育成法(ミト育)が収録された内容となっている。
健康な暮らしを送るために、正しい食生活や栄養の摂り方を知る、という食育を学ぶのが大事なように、知・心・身を支える大事な土台といってもよいのが、「ミト育」(ミトコンドリアを育てること)である。
代謝するにも、解毒するにも、呼吸をするにも、そして体を動かすにも、生きていくうえでとても重要な役割を果たすのがミトコンドリアです。そのミトコンドリアの育て方を知り、常に心身のパフォーマンスを高め、維持を目指したい方は必読です。
ミト育を通じて、心身ともに健康であり続けたい方はご一読ください。
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