板生研一「なぜ、クリエイティブな人はメンタルが強いのか?」

板生研一「なぜ、クリエイティブな人はメンタルが強いのか?」

2024/7/15

・本書は、生体センシングによるヘルスケア事業、クリエイティブ・メンタルマネジメント事業に10年以上携わる著者が、海外を中心とした信頼できる学術研究成果や、著者のこれまでの経験や知見、自身の会社が解析してきた日常生活における自律神経などの生体データから判明したことも織り交ぜながら、「なぜ、クリエイティブな人はメンタルが強いのか?」という問いへの答えを紐解いた1冊。
・本書の「クリエイティビティ」とは、何もビッグアイデアを生み出すことだけではない。日々の決まった仕事にひと工夫を加えたり、人には気づかれないくらい些細な新しいアイデアを考えて実行してみたりすることも、立派なクリエイティビティである。
・このような小さなクリエイティビティは、その気になれば誰もが実践でき、これを本書では「リトルC」と呼んでいる。
・そして、クリエイティブな状態でいると、主体的な行動を取れるようになる。それが、メンタルヘルスを健全に保つ上でも、とても重要なのだ。
・「リトルC」とは、日常的な創造性であり、他者への貢献がある。つまり、誰かの役に立っている創造性を指し、その気になれば誰もが発揮できるものである。
・日々の小さいクリエイティブな行動(リトルC)は、私たちのウェルビーイングを高めるのに効果的であることがわかってきている。
・ただし、クリエイティブな発想だけでは、ウェルビーイングを高める効果は弱く、行動に移すことが大事だと明らかになった。
※行動事例についても述べられているが、詳細は本書をお読みください。
・クリエイティブな人のメンタルが強い理由を紐解く上で大事なことは、「小さなクリエイティビティがメンタルの鍵になる」ことである。
・リトルCを発揮できるようにするための土台となるのが「メンタル・リソース」である。ここて大事となるのが「ポジティブ感情」と「活性」だ。
・この「メンタル・リソース」がある程度整うことで、「小さなクリエイティビティ(リトルC)を発揮できるようになり、それが「熱中」や「没頭」といった「仕事のやりがい」につながるのだ。
・クリエイティブな人たちは多かれ少なかれ、仕事に自信とやりがいを感じながら、メンタルの強さを手に入れている。
・実はメンタル不調を来しやすい人や、繊細な人ほど観察力に優れ、他人が気づかないポイントにもよく気付くため、リトルCを発揮するのが得意な傾向がある。
・つまり、メンタル不調になりやすい気質の人ほど心がけ次第で「クリエイティブな人」になることができ、結果としてメンタル不調を予防できる可能性が高いのだ。
※リトルCの具体的な実践方法などについて述べられているが、詳細は本書をお読みください。
・本書は、「小さなクリエイティビティがメンタルの鍵になる」という序章から始まり、「メンタル・リソースの充実 ポジティブ感情編・活性度編」「小さなクリエイティビティの実践」「仕事のやりがいとクリエイティビティ」「ウェルビーイングになる」という章で構成されており、
◇ポジティブ感情を増やす6つのコツ
◇自律神経の整え方
◇仕事での「リトルC」の実践方法
◇仕事で「フロー」状態になる方法
◇〇〇環境にどっぷり浸かって自分を取り戻す
など、「なぜ、クリエイティブな人がメンタルが強いのか?」「彼らが日々実践していることとは何か?」についてさまざまなエビデンスや著者の体験談が豊富に紹介された内容となっている。
ウェルビーイング(人間が身体的・精神的・社会的に満たされた状態)な仕事と人生を手に入れたい方は、本書がそのきっかけを切り開いてくれるかもしれません。
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