【PR】一戸雄基「アーカー大陸 楔」

【PR】一戸雄基「アーカー大陸 楔」

2024/6/19

・本書は、世界に7体存在する名前を持つ竜の一体を討伐したことで名を馳せた冒険者たちのファンタジー小説である。
・竜の討伐から十数年、剣術師のバジルとドレイク、犬のBDは冒険者として自由気ままな旅を続けていた。
・旅の途中、猛烈な吹雪に見舞われる中で、息のある赤子を見つけて拾い、育ての親を探すも、結局は3人で育てることになり、赤子に"カエン"(リトルアジアの言葉で炎を意味する)と名付けた。
・それから月日が経ち、カエンは15歳となったこの年、世界は、軍が王国に侵攻を開始し、私設軍も参戦するなど、大きな戦が始まっていた。
一員であるバジル、ドレイク、犬のBDは三人で自由な旅を続けていた。
・人が人の手で新たな生命を創り出すことができた時代、「マナ」を操り超常的な能力を使用できる者達がいた。
・バジルは魔物討伐の依頼があり、カエンの元を離れた。仕事から戻ったとき、集落は焼けつくされ、廃墟と化し、カエンのいただき孤児院では同志であるBDの息がなく、子供たちの体も散らばっていた。そして、カエンとも悲しい再会を果たす。
・バジルは孤児院と遺体に火をつけ、大勢の人間が踏みついた後を見つけ、その足跡を追った。
※その後、バジルは集落や孤児院が誰にやられたのかわかり、その根源と闘うことになる。その闘いの詳細と結末については、本書をお読みください。
・バジル、ドレイク、BDは大陸有数の名家を喧嘩に売り、集落の孤児院を救えるほどの力のある集団だ。しかし、物語後半では、BDは亡骸と化し、ドレイクも間抜けの殻のような存在になってしまった。そんな状況でも、バジルはカエンの仇を打つため、手がかりをもとに、その根源を討ちにいった。
・本書の表紙の後ろに、以下の文が記載されている。
怒り。
消えることのない怒り。
頭の中についた火種が内側から
何かを燃やしていくような頭痛を伴う怒り。
目頭は熱くなり、嗚咽することでしか発散できない。
火種は燃え盛る炎となって、
いずれこの頭は燃え落ちてしまうのではないかと思われた。
この火が着いた原因はわかっている。
現実を認識しはじめたのだ。
この文は、ある登場人物の心情である。
はじめにこれを読んだときは、どういう意味か理解できなかったが、本書を読み進めていくに連れて、腑に落ちた。
結末は、とても切ないものだった。天に召された方々が、別世界で生まれ変わって巡り合い、幸せな日々を過ごしてほしいと読み終えて思った。
物語の詳細と結末を知りたい方は、手に取ってみてください。
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