華井由利奈「一生役に立つ しんどくならない「ひとり暮らし」ハンドブック」

華井由利奈「一生役に立つ しんどくならない「ひとり暮らし」ハンドブック」

2023/1/27

・本書は、コピーライターとしてトヨタ系企業など100社以上の取材を行い、現在は、女性活躍、ビジネス、教育、生活情報など幅広い分野で執筆し、講演活動もする著者が、ひとり暮らしの先輩たちから寄せられた1000件以上のアドバイスを恐縮し、心がラクになる暮らし方50の心得としてまとめた1冊。

・ひとり暮らしがしんどくなる原因として
①心地よくない部屋
②心と体を大事にしない食事
③身だしなみをおろそかにすること
④お金の管理をしない生活
⑤予測不能のトラブルにあう
⑥あなたをないがしろにする人や組織と付き合うこと
⑦ひとりで頑張りすぎること
が挙げられている。
・自分の部屋は、あなたが毎日過ごす場所であり、その部屋が不衛生の場合、「自分には汚い部屋がお似合いだ」と言っているようなものである。それが、「自分を大切にする気持ちを減らす」ことにつながるのだ。
・トイレでも、お風呂でも、ベッドの上だけでといいので、自分がよく目にする場所やリラックスする場所を清潔にしておくと、しんどくなったときに、回復しやすくなる。
※ひとり暮らしがしんどくなる原因①〜⑦の詳細は本書をご覧ください。

ひとり暮らしの50の心得(一部)
⒈ゆっくり休める場所をつくる
・人間が脳に取り入れる情報の約8割は、視覚によるものだと言われている。ものが多い部屋にいると多くの情報が視界に入ってしまい、結果的に脳へ大きな負担とストレスを与えてしまう。
・自分のいる場所を気持ちよく過ごすために、
□「ベッドの周りだけ」「デスクの周りだけ」と場所を区切り、ゆっくり休める場所をつくる。
□好きなものだけを集めた「気分がアガるスペース」をつくる
などを著者は提案している。「自分のための場所」があると、心の充実感が増し、部屋の居心地がよくなる。

⒉床に直置きをしない
・床にものを直置きをすると、
□床掃除をするための床の上のものを片付けるのが面倒になり、掃除の頻度が下がる
□床置きした場所に湿気がたまりカビの発生や床が変色する
□ホコリがたまるとアレルギー症状を引き起こしやすくなる
などのデメリットを引き起こす恐れがある。
・床置きをしないためにも、
□仮置きボックス、仮置きスペースにものを置く
□外部の倉庫に預ける
□ロボット掃除機を導入する
などが提案されている。

⒊自炊が負担になるなら無理をしない
・疲れたときに無理に自炊をしても、おいしさや楽しさは感じにくいもの。そんなときは、「健康を害さないレベルの最低限の食事」を粛々とつくり、淡々と食べるのもひとつの手である。
・最低限の栄養がとれるメニューとして、
「主食(こはんなど)」にプラス、
□具材たっぷり味噌汁
□具材たっぷり鍋
□具材たっぷりカレー
□具材たっぷり炒めもの
などが挙げられている。
・献立を固定し「型」にはめるなど自分に合った方法にすることで、心をすり減らさず、負担を軽くすることができるのだ。

・本書では、ひとり暮らしがしんどくなる原因について解説した「序章」から始まり、「住まい」「食」「身だしなみ」「お金」「防犯」「人間関係」「メンタルケア」に分けてひとり暮らしの心得50が紹介された内容となっている。また、章の終わりにはコラム(引っ越しの手順・ひとり暮らしの先輩に聞いた「神食材」例・買ってよかった・後悔した台所用品、ケア用品など)、巻末にはさまざまなトラブルにどう対応すればよいかについて書かれた「トラブルガイドライン」が収録されている。

#瞬読アウトプット #1分書評 #光文社 #ひとり暮らし #ハンドブック #生活 #life

匿名で質問やリクエストを送る

※登録・ログインなしで利用できます

記事をサポートする

記事をサポートする

感謝・応援の気持ちのチップを送ることができます。 1分書評〜手にとるきっかけをつくる本のメモ〜の継続運営を支えましょう。

※登録・ログインなしで利用できます

メールアドレスだけでかんたん登録

  • 新着記事を受け取り見逃さない
  • 記事内容をそのままメールで読める
  • メール登録すると会員向け記事の閲覧も可能
あなたも Medy でニュースレターを投稿してみませんか?あなたも Medy でニュースレターを投稿してみませんか?