山中恵美子 「1分見るだけで頭が劇的によくなる瞬読式ノート術」

山中恵美子 「1分見るだけで頭が劇的によくなる瞬読式ノート術」

2022/7/24

・本書は、「速読」の一種である瞬読(書かれている内容をイメージして読み取るというもの)を普及し、現在(2022年7月時点)、3,400人を超える受講生を持つ株式会社瞬読の代表取締役である著者が、瞬読した本をアウトプットする方法のひとつである「瞬読式ノート術」を紹介した1冊。
・「いいノート=きれいなノート」というのは大いなる誤解である。きれいにびっしり書くには相当な努力が必要で、時間もかかる。そつやって苦心して作ったにもかかわらず、使えないノート、役立たないノートがある。
・「こうしなさい」と言われて作ったノートは、自分自身の言葉、自分自身がその事柄について抱いたイメージや理解した内容は盛り込まれていない。つまりそのノートは、自分のノートではなく、「自分以外の誰かの求めに応じて作ったノート」になってしまっているのだ。
・ノートの書き方はそれぞれ異なっていい。本来、ノートの書き方に正解・不正解はなく、その人にとって学びが定着して、後々まで役に立つかどうかで決まるのだ。どんなに汚くて、ほかの人から見てちんぷんかんぷんでも、それが自分の学びに役立ち、知識を積み上げることに役立てば、そのノートは「正解」である。その半面、きれいに書いても学びが定着することなく、一生懸命書いたにもかかわらず全然役に立たなかったとしたら、「不正解」である。
・「瞬読式ノート術」の基本のステップは、
①イメージ化×色ペンで「右脳ノート」を作る
②1ページ1秒、計60秒でノートを「瞬読」して復習
の2つである。
・瞬読式ノート術にイラストや図をたくさん入れるのは、人は視覚にダイレクトに訴えてくるものを認識・記憶しやすいから。あまり意識していない人が多いかもしれないが、私たちは無意識のうちに言葉を視覚化(=イメージ化)しているのだ。
・自分の得た情報をイラストにすることで「自分のオリジナルの情報」に変わるのだ。また、瞬読式ノート術では、「自ら情報を取りに行こう」という主体的な姿勢にならざるを得ないので、「見よう」「聞こう」という積極的な意識や姿勢も変わっていく。
・瞬読式ノート術では、たくさんの色を使ってノートをカラフルに仕上げていく。色は私たちにさまざまな記憶を呼び起こさせてくれる。例として、ユニクロ=赤い色の四角に塗って字で「ユニクロ」と書けば伝わる、スタバ=緑などがあり、色と記憶は、このように密接に繋がっている。
・瞬読式ノートは、「自分にとってのイメージ」で描くことが大切。自分が記憶するためのツールなので、あくまでも大切にすべきは自分の主観。他人にわかるかどうか、他人にどう評価されるかは問題ではない。
※「②1ページ1秒、計60秒でノートを「瞬読」して復習」の詳細は本書をご覧ください。
・本書では、序章の「ノートが変われば人生が変わる!」から始まり、「1分見るだけで頭が劇的によくなる「瞬読式ノート術」2つの基本」「イメージ化×色ペンで99%忘れない「右脳ノート術」」「1ページ1秒"見るだけで"復習」「瞬読式ノート術「勉強ノート」編・「記憶力ノート」編・「読書ノート編」」という章で構成されており、「瞬読のコンセプトについて」「文字をイメージ化して右脳で見る方法」「絵が苦手でも挫折しない理由(簡単なアイコン・スマホでマネしてOK)」「色ペンは4色以上」「自分のやり方を認める」「決意を書く」「事実だけでなく、感じたことを書く」など、右脳を刺激するインプット法である瞬読式ノート術の概要、効果(判断力・記憶力・アイデア力などのアップ)、やり方について紹介した内容となっている。
※本書に収録されているノート術の中身についてはぜひ本書ではご確認ください。
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