小嶋今淑「冷え性・低体温症・もやもや不調を改善する!シンプル薬膳ライフ」

小嶋今淑「冷え性・低体温症・もやもや不調を改善する!シンプル薬膳ライフ」

2022/8/8

・本書は、自然治癒力をアップさせる薬膳処方の専門家である著者が、未病を「簡単に」取り除くことができる基本的な手法の「シンプル漢方ライフ」について紹介した1冊。
・薬膳の食養生は健やかな体づくりをサポートする。自然治癒力は私たちが生まれ持っているものであるが、現代社会では、身体の成長過程で弱まってしまう。それは、多く摂取してしまった添加物や社会生活の中で蓄積されたストレスが要因で、やがて原因不明の不調という症状として現れる。
・一度現れた体調不良はどこの病院に行っても、どんなサプリメントを飲んでも改善されない。なぜなら、体の巡りが悪くなっているから、不調が体内にととまってしまい、必要な栄養吸収もできなくなるのだ。
・原因不明の体調不良を改善するには、弱っている自然治癒力を取り戻すこと。そうすることで、体調不良の改善や、自らの力を高めることができる。自然治癒力。取り戻しても、社会生活をする中ではどうしても不調は現れるが、シンプル漢方ライフを知っていれば、滞っている箇所、巡りの悪い場所がわかる。その詰まりを流す食養生は最も健康的でシンプルな体質改善と言える。毎日をエネルギーに満ち溢れて過ごすことこそが人生の源なのだ。
漢方ライフの取り入れ方
・漢方ライフは日々の中で取り入れてほしいちょっとしたことである。10〜20代の方は、ご自分のライフワークのルーティンの一部となり、30〜40代は子育てや仕事に忙しいあなたの束の間の時間で取り入れられる最強の時短&シンプル生活習慣と食養生になるだろう。
※50代以降の方々が漢方ライフを取り合えるとどうなるのかについては、本書をお読みください。
・朝イチにしてほしいことは、白湯(体温と同じ温度より少しだけ温度を落としたお湯)を朝一番に取り入れること。白湯を朝イチに取り入れることで、「これから1日が始まるよ〜」というスイッチをオンにするのだ。逆に朝一番に冷蔵庫から取り出した麦茶をごくごくと飲むのは胃腸への負担とストレスを抱え込む。どうしても飲みたいなら、食後にしてあげると、胃腸に優しい。
・薬膳を始めるときに押さえたいポイントとして、「薬膳の基本調理法」があり、
①水から食材を入れる。
②乾燥物は戻してから、戻し汁も一緒に入れる。
③出汁はあらかじめつくり置きするのではなく、調理をしながら、同時につくる。
の3つである。
・もうひとつ押さえるポイントとして、「海藻類」「きのこ類」「乾燥野菜」という3種類の食材は、年間を通して常備したい。
・本書で紹介する調味料は「塩・醤油・お味噌」のみである。どんな食材も塩と醤油、お味噌で十分に美味しく食べることができるからだ。
本書で紹介している薬膳レシピは、
◯ナムルのヤンニョム
◯キムチのヤンニョム/キムチのもと
◯春の薬膳スープ 野菜たっぷり味噌汁
◯春の薬膳デザート イチジクのはちみつ煮
◯夏の薬膳スープ トマトと卵の冷スープ
など合計16が取り上げられている。
※レシピの詳細については、本書をご覧ください。
・本書は、「自然治癒力の目覚め!」という序章から始まり、「留学と薬膳のつながり」「漢方ライフの考え方」「まずデトックス!栄養を摂るより出すほうが先」「着るものも、住む場所も漢方ライフの1つ」「シンプル漢方ライフの取り入れ方 薬膳レシピ」という章で構成されており、「著者が薬膳ライフに目覚めたきっかけ」「究極のシンプルデトックス方法とは何か」「巡りをよくする環境とは」など、著者が3000人を超えるカウンセリングの経験から得た、シンプル薬膳ライフの極意ならびに誰でも簡単に作れる薬膳レシピ16について書かれた内容となっている。
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