石川和男「人生をマネジメントする1日を27時間にする思考法」

石川和男「人生をマネジメントする1日を27時間にする思考法」

2022/8/3

・本書は、建設会社役員・税理士・大学講師・時間管理コンサルタント・セミナー講師と5つの仕事を掛け持ちするスーパーサラリーマンの著者が、著者の実体験と、時間術に関するセミナーを実施している知見から、今後の働き方に必要な「量より質」「時間より成果」を上げる、さまざまな仕事のコンテンツとマインドセットについて紹介した1冊。
1-1 朝時間を活用すれば、あなたの夢は実現する
・「朝を制する者は、1日を制する」というのは、決して大げさではない。事実、著者は出社前の朝時間を活用して、
◯税理士試験に合格
◯年間200冊の読書
◯年7冊のビジネス書を執筆(2021年)
など、さまざまな夢を実現させ、目標を達成してきた。
・これらは、同時多発的にごちゃごちゃにして行ったわけではなく、その時の1番の目標を毎朝の決まった時間に集中してやり続けて、実現に向けて実施されたとのこと。
・朝時間は、
□急な残業を命じられることは絶対にない
□友人の誘いもない
□まだ1ミリもエネルギーを使っていないので元気
など、夜時間に比べて予定外、想定外のことが起きる確率が低く、起き立てで元気があり、集中力がみなぎっている時間なのだ。なので、朝は起きることさえできれば、誰にも邪魔されないゴールデンタイムと言える。
2-1 書き出すことで目の前の仕事に集中する
・「紙に書き出す」ことは、仕事において、さまざまな効果がある。さまざまな場所に「やること」が分散していると、今やっている仕事が終わっても、あとどれぐらい「やること」が残っているかが瞬時にわからない。これを紙に1箇所にまとめれば、進捗状況が把握しやすくなって、いつ終わるのかもわからない不安やストレスが軽減される。
・さらに、1箇所にまとめて視覚化することで、「優先順位の高い仕事」「人に任せればいい仕事」「先延ばししても問題ない仕事」「そもそもやらなくていい仕事」などを確認しやすくなる。また、「やること」を1箇所にまとめることは、本人のみならずら第三者へのシェアにも役立つのだ。
4-1 完璧よりもスピード重視
・時間を効率化するためには、「手を抜くこと」も必要。社内文書の場合、時間をかけて100点を目指すよりも、70点、80点の出来でよいので、スピードを上げることが先決である。
・仕事に燃えている人に限って、時間を重視しないで、完璧に仕上げようと努力してしまうが、不必要な完璧を目指して時間をかけ過ぎるのは、ただの無駄。さらに言えば、時間をかけて作ったものの方向性が間違っていて、やり直しになったらとんでもないロスタイムになってしまう。
・完成度に不安があれば、途中の段階で「ホウレンソー(報告・連絡・相談)」をすること。これでやり過ぎも、やり間違いも防げるのだ。
・学校のテストの答案とは違い、会社の答案(書類)は何度提出してもいい。仕事の成果とは、「完成度×時間効率」。どれだけ完璧に仕上げても、残業してまでいいものを作っていてはコスト増になる。70点、80点の出来でも、スピードを上げることが重要。
・本書では、「朝を制する者は、人生を制する」「目の前の仕事に全集中する」「メールに振り回されない方法」「チーム全体で効率化する」「自分の人生は、自分で選ぶ」「夢を実現するマインドセット」という章で構成されており、「それでも朝が苦手なあなたに、早く起きる3つの技(明るく元気な曲、さわやかな曲で起き上がるなど)」「チームで使えるメール時短術3選(単語登録をしておくなど)」「「夢」を書き出すことの意義」など、誰でもできる時短のノウハウとマインドセット40が紹介された内容となっている。
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