渡部幸「採用側のホンネがわかる 就職面接完全対策集'25年版」

渡部幸「採用側のホンネがわかる 就職面接完全対策集'25年版」

2023/2/4

・本書は、キャリアコンサルタントとして、ひとりひとりにフォーカスし、イキイキと仕事をする人を増やす支援を実施し、これまでに6万人もの支援実績がある著者が、まんがとイラスト等で、面接の事情、流れ準備などの対策についてまとめた1冊。

・面接とは、「書類ではわからないことを観察し、応募者はどんな人物なのかこの企業で一緒に働きたいと思えるかを把握するために行うもの」である。
・企業は面接時、就職後、「どのように行動して働いてくれそうな人なのか」を見極めるための材料を、
①「この人に何ができるか」「この人はどう思っているか」
②会話のキャッチボール能力
③論理的思考力
④応募企業に興味を持ち調べてきているか
という点で面接する人を見ている。
・面接の際、
□私に何ができるのか
□私はどのように考え、何を大事だと思っているのか
の2つの内容を必ず含めるように話をすること。面接で伝えられるように、「自分の深掘り」を行うことが大事である。
※①〜④の詳細ならびに自分自身の深掘りのやり方については本書をご覧ください。

・面接の重要事項とは、
①面接には「練習が必要」
②伝えたい内容の準備
③採用側つまり面接官は何を知りたいのか理解すること
の3つである。
・スポーツも試験も、練習せず本番には挑まない。だから「声に出して話す」練習が必要なのだ。
・また、「こんなことを伝えよう」と頭の中で整理すること。その際、面接官が何を知りたくて質問するのかについても考えること。逆に言えば、準備と練習さえすれば面接は得意になれるものなのだ。

・面接で、企業は「この人が自社でどのように働いてくれる人なのか」を見極めようとしている。「職場で一緒に働きたい」「社外のお客様や取引先に「感じがよい」「信頼できそうだ」と思ってもらえそうな人だろうか」と思ってもらうためには「見た目と声の印象の好感度を上げる」ことが第一に大切である。つまり、応募者がとてもやる気のある話の内容(言語情報)を伝えたとしても、見た目や声の印象が全然それにマッチしていないと面接官には内容が伝わらないのだ。
・また、人が初めて会った人に何かしらの印象を持つのに要する時間は、数秒というような本当に短い時間だと言われている。面接でも、
✔︎「失礼します」と伝えて入室
✔︎「◯◯大学経済学部4年の□□ □□と申します。よろしくお願いいたします」という1秒くらいのあいさつ(動作や声)でみなさんの第一印象が決まってしまう。
・好印象を得られるコミュニケーションスキルとして、
①第一印象(見た目・声)
②姿勢、態度
③表情、発声
④気持ちを込めた話し方
⑤マナー
⑥心の準備
が取り上げられている。
※どのようなやり方(考え)かについての詳細は本書をお読みください。

・本書では、「面接がうまくいかないのはなぜ?」というプロローグから始まり、「最新の面接事情を知ろう」「面接の流れをつかもう」「面接の準備・練習」「業界・企業・職種研究」「よくある質問と答え方」という章で構成されており、「面接の概要(目的・種類)ならびに対策方法(準備や練習など)」「おもな業界(金融・交通、運輸・流通小売・ゲームなど)の特徴」「学生時代に力を入れたこと(ガクチカ)や内面掘り下げ質問、自己PR、志望動機等の質問の答え方」などをまんがとイラストでわかりやすく解説した内容となっている。
※オンラインでの面接にも対応しています!

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